当工作と生活が常態に向かうと、以前は続けていたことが徐々に放棄されることになります。例えば、以前に読もうと計画していた本や、書こうと計画していた記事など、これらは本来自分の生活や仕事の一部になるべきものでしたが、予想した時間内に完成することができないことが多いです。このような常態がもたらす結果は、忙しいと感じていても、一つのことも完了できないということです。
最初は、いつも自分に言い聞かせていました。「来週は何をするつもりだ」「来月は新しい技術を試してみる」といった具合に、常に計画を立てていました。しかし、現在のことをきちんと終わらせることができず、長い時間が経つうちに、今月のことが来月に持ち越され、結局は何も完成しないという状況に陥ります。そのため、やらなければならないことを放棄せざるを得なくなります。例えば、明日は水曜日で、計画通りに今晩は送信する記事を書かなければならないのに、12 時前になってもまだ手をつけていませんでした。本来は書くつもりがなかったのですが、実際には書けないと感じていました。少し考えた結果、やはり少しは書くことにしました。どれだけ書けるかは分かりませんが。
徐々に、仕事や生活におけるこの常態は単なる先延ばしに帰結するものではないと感じるようになりました。先延ばしできるのは重要でない事柄です。もし重要なことであれば、誰でも時間通りに終わらせることができるのです。子供の頃の宿題のように、先生が監督していれば、基本的には全て終わらせることができました。つまり、先延ばしは自分がやりたくないことの言い訳に過ぎないのです。まさに習慣が常態となり、回数が多くなると不思議に思わなくなります。
仕事でも生活でも、誰もが様々な快適ゾーンを経験します。快適ゾーンでは、仕事や生活にプレッシャーがなく、時間通りに出勤し、退勤し、食事をし、睡眠をとることができ、まるで仕事と生活はこうあるべきだと思ってしまいます。快適ゾーンでは、他の計画はあまり重要ではなくなり、やるかやらないかはあまり変わらないため、本来やるべきことを多く放棄してしまいます。
誰もが異なる選択を持っており、適切な時に快適ゾーンを離れる選択をする必要があります。快適ゾーンの外には、以前には遭遇しなかった困難があるかもしれませんし、ある瞬間に途方に暮れることもあるかもしれません。また、以前の成果を放棄して再スタートすることになるかもしれません。しかし、快適ゾーンの外でこれらの経験をすることで、より大きな成果を得ることができ、自分自身をより良くするために常に自分を励ますことができるのです!