開発中に特定のファイルを別のアプリケーションに渡す必要があることがよくあります。たとえば、画像を別のアプリケーションにアップロードしたり、ファイルを異なるストレージパス間でコピー＆ペーストしたりする場合など、ファイルを共有する必要があります。受信ファイルのアプリケーションは、ファイルを提供するアプリケーションにリクエストを送信していると理解できます。
Android 7.0 以降、Android は StrictMode ポリシーを実行し、アプリ外で file://URL を公開することを禁止しています。Android 7.0 以上のアプリで FileProvider を使用しない場合、FileUriExposedException 例外がスローされます。Android 7.0 以降、アプリ間でファイルを共有するには content://URL を使用して URL に一時的なアクセス権を付与する必要があります。つまり、FileProvider の方法を使用して一時的なアクセス権を付与する必要があります。一時的なアクセス権を持つ URL は安全であり、この一時的な URL は自動的に期限切れになります。FileProvider が提供する getUriForFile () は、ファイルの内容を生成するために使用されます。
すべての状況において、アプリケーションから別のアプリケーションにファイルを提供する唯一の安全な方法は、受信アプリケーションにファイルの内容 URI を送信し、その URI に一時的なアクセス権を付与することです。一時的 URI アクセス権を持つ内容 URI は安全です。なぜなら、それらは受信 URI のアプリケーションのみに適用され、自動的に期限切れになるからです。Android FileProvider コンポーネントは、ファイルの内容 URI を生成するために getUriForFile () メソッドを提供します。
ここでは、Android 7.0 以降によく発生する例外 FileUriExposedException についても言及します。FileProvider を使用することでこの例外を解決できます。もちろん、これは Android システムがセキュリティを継続的に改善している結果でもあります。
- FileProvider を指定する
- ファイル共有パスを指定する
FileProvider を指定する#
AndroidManifest ファイルで Provider を指定します。以下を参考にしてください：
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
package="com.example.myapp">
<application
...>
<!--android:authorities="${applicationId}.yourname"-->
<provider
android:name="android.support.v4.content.FileProvider"
<!--authorities属性はFileProviderによって生成される内容URIのURI権限を指定します。一般的にはapplicationId.yournameで構成されます-->
android:authorities="com.example.myapp.fileprovider"
android:grantUriPermissions="true"
android:exported="false">
<meta-data
android:name="android.support.FILE_PROVIDER_PATHS"
android:resource="@xml/filepaths" />
</provider>
...
</application>
</manifest>
ファイル共有パスを指定する#
上記のコードでは、meta-data ディレクトリで共有するファイルのディレクトリを指定しています。ファイルディレクトリは filepathd.xml で定義されており、対応する xml で定義できるパスは以下のようにいくつかあります。具体的には以下を参照してください：
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<resources xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android">
<paths>
<!--デバイスのルートディレクトリを示します(new File("/"))-->
<root-path name="root" path="" />
<!--context.getFileDir()を示します-->
<files-path name="files" path="" />
<!--context.getCacheDir()を示します-->
<cache-path name="cache" path="" />
<!--Environment.getExternalStorageDirectory()を示します-->
<external-path name="external" path="" />
<!--context.getExternalFilesDirs()を示します-->
<external-files-path name="name" path="path" />
<!--getExternalCacheDirs()を示します-->
<external-cache-path name="name" path="path" />
</paths>
</resources>
xml で特定のパスを示すには、2 つの属性が必要です。path は現在指定されたディレクトリのサブディレクトリを示し、指定しない場合は現在指定されたディレクトリのルートディレクトリおよびサブディレクトリを示します。name は、name を追加した URL がそのファイルのアクセスパスとして使用されることを示します。以下を参考にしてください：
//現在共有するファイルがcontext.getFileDir()ディレクトリのimagesサブディレクトリで共有されるファイルを探すことを示します
<paths>
<files-path path="images/" name="myImage" />
</paths>
//最終的に生成される共有ファイルのURLを示します
content://com.example.myapp.fileprovider/myImage/image.jpg
Uri の取得#
最後に、設定が完了したら、ファイル関連のすべての必要な場所で URL を取得する際は、以下の方法で取得する必要があります。具体的には以下のようになります：
public Uri getUri(File file) {
Uri uri = null;
if(Build.VERSION.SDK_INT >= Build.VERSION_CODES.N) {
uri = FileProvider.getUriForFile(mContext, mContext.getPackageName() + ".youName", file);
} else {
uri = Uri.fromFile(file);
}
return uri;
}
これで、Android 7.0 以上で快適にファイルを共有できるようになります。